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AG1を徹底レビュー|年商$6億の万能サプリは日本で買う価値があるのか

longevity · 10min read · 2026-02-10

AG1を徹底レビュー|年商$6億の万能サプリは日本で買う価値があるのか

AG1(旧Athletic Greens)を成分データ・海外レビューで徹底検証。メリット・デメリット、競合比較、日本での購入方法と価格まで網羅。

この記事のポイント

  • AG1は83種成分・NSF認証を備えた業界トップクラスのグリーンパウダー
  • 日本公式価格は月額約1.4万円、定期購入で13,599円
  • 一部成分の個別含有量が非開示で、コスパ面で競合に劣る場合がある
  • 52回の処方改良を重ね、Next Genで成分数を83に拡大

結論から言おう。AG1は「1杯で栄養を網羅したい人」にとって、現時点で成分数・第三者認証において業界トップクラスのグリーンパウダーのひとつだ。ただし、万人向けではない。旧Athletic Greensとして2010年に誕生し、2025年には年商6億ドル(約900億円、1ドル=150円換算)を見込むまでに成長したこのサプリメント。83種類の成分、NSF Certified for Sport認証、そして日本公式サイトの開設。話題には事欠かない。

では、日本在住のウェルネス実践者にとって、月額約1万4,000円を払う価値はあるのか?

この記事では、成分データ・海外の管理栄養士レビューをもとに、AG1を多角的に検証する。購入を迷っている方の判断材料になれば幸いだ。

AG1とは? 基本スペックと特徴

AG1は、ニュージーランド出身の起業家Chris Ashenden氏が2010年に創業した栄養補助食品ブランド「Athletic Greens」のフラッグシップ製品。14年間にわたり「たった1つの商品」だけで事業を成長させてきた、サプリメント業界では異例の存在だ。

2025年にはCEO Kat Cole氏のもと、DTC(消費者直販)モデルからの転換を発表。Vitamin Shoppe 640店舗への展開、フィットネスクラブLife Timeとの提携、空港自販機での販売など、リテール進出を加速させている(出典: Fortune, 2025年1月)。

2026年春には最新版「AG1 Next Gen」をリリース。成分数を75以上から83に増やし、処方を52回目の改良へと進化させた。

主要スペック一覧

  • 成分数: 83種類(ビタミン・ミネラル・スーパーフード・プロバイオティクス)
  • 1杯あたりカロリー: 約40kcal
  • 1杯あたり重量: 13g
  • プロバイオティクス: 100億CFU(5菌株)
  • ビタミンD: 非含有(脂溶性のため別途摂取推奨)
  • 第三者認証: NSF Certified for Sport / Informed Sport / Cologne List
  • 製造基準: TGA登録・GMP準拠施設
  • アレルゲン: グルテンフリー・乳製品フリー
  • 日本公式価格(定期): 月額13,599円(税込・30食分)
  • 日本公式価格(単品): 16,599円(税込・30食分) (出典: AG1公式サイトAG1日本公式ストア

3つの注目ポイント

1. 83成分を1杯に凝縮した「オールインワン設計」

AG1の最大の特徴は、ビタミン・ミネラル・プロバイオティクス・アダプトゲン・スーパーフードを1スクープ(13g)に詰め込んだ設計思想にある。朝の1杯で、複数のサプリメントを個別に飲む手間を省ける。これは忙しいビジネスパーソンにとって大きなメリットだ。

2. NSF Certified for Sportの信頼性

2019年から継続してNSF Certified for Sport認証を取得している。各バッチごとに280種以上の禁止物質テスト、500種以上の農薬・除草剤検査を実施。重金属・微生物汚染の第三者検査も毎バッチ行われている(出典: AG1 Quality & Testing)。

ただし、NSF認証は「品質管理プロセスの証明」であり、「効果の証明」ではない点に注意が必要。

3. 52回の処方改良

2010年の発売以来、AG1は52回にわたり処方を改良してきた。最新のNext Genでは、メチル化Bコンプレックスの強化、ボロン・コリン・カカオエキスの新規追加が行われている。「一度作って終わり」ではなく、科学的知見の蓄積に応じてアップデートを続ける姿勢は評価に値する。

⚕️ Disclaimer

AG1は栄養補助食品であり、医薬品ではありません。本記事に記載する内容は公開情報に基づくレビューであり、効果を保証するものではありません。

良かった点(メリット)

成分の透明性が高い

Next Genでは、主要なビタミン・ミネラルの含有量が個別に開示されている。多くのグリーンパウダーが「プロプライエタリブレンド(独自配合)」の名のもとに個別含有量を非開示にするなか、AG1は比較的オープンな姿勢をとっている。

ビタミンA、C、E、K2、B群(B1、B2、B5、B6、B12、ナイアシン、葉酸、ビオチン)、亜鉛、セレン、マグネシウムなど、多くの栄養素で1日推奨量の**100%**以上を含有している(出典: AG1 Ingredients)。

ただし、スーパーフード・アダプトゲン系の成分については依然としてブレンド全体の重量表記にとどまっており、個別含有量が不明な成分もある。この点は後述のデメリットで詳しく触れる。

味と飲みやすさのバランス

Next Genではクラシック・トロピカル・ベリー・シトラスの4フレーバーが用意されている。クラシックは抹茶に近い風味で、日本人の味覚にも比較的馴染みやすい印象だ。海外のレビューでも「グリーンパウダーとしては驚くほど飲みやすい」という評価が多い(出典: Top Nutrition Coaching, 2026)。

ステビアの甘みが気になるという声もあるため、好みは分かれるところ。スムージーに混ぜると気にならなくなる。

気になった点(デメリット)

価格は「高い」の一言

日本公式ストアでの定期購入価格は月額13,599円。1杯あたり約453円の計算になる。

これは日本で一般的な青汁製品(月額1,000〜3,000円程度)と比べると4〜13倍の価格差。米国での定期購入価格は月額79ドル(約11,850円)であり、日本価格には約**15%**の上乗せがある。

「83成分のオールインワン」と考えれば、個別にサプリメントを買い揃えるよりコスパが良いという見方もできる。しかし、すでにバランスの良い食事を摂っている人にとっては、過剰投資になる可能性が高い。

一部成分の含有量が不透明

主要ビタミン・ミネラルの含有量は開示されているものの、「Active Superfood & Prebiotic Complex」「Daily Phytonutrient Complex」に含まれるスーパーフード・ハーブ類の個別含有量は非公開のままだ。

つまり、アシュワガンダやレイシ、ロディオラなどのアダプトゲンが「有効量」含まれているのか、それとも「成分表に名前があるだけ」なのかを消費者が判断できない。

海外の管理栄養士からも「83成分を13gに詰め込むと、個々の成分が臨床的に有意な量に達しない可能性がある」という指摘がなされている(出典: Let's Live It Up, 2026)。

ビタミンDが含まれていない

日本人の多くが不足しがちなビタミンDが、AG1には含まれていない。公式の説明では「脂溶性ビタミンのため、脂肪と一緒に摂取するのが最適。朝食前に飲むグリーンパウダーには不向き」とされている。

科学的には理にかなった判断だが、「オールインワン」を謳うなら、ビタミンDの別途摂取が必要である旨をもっと目立つ形で案内すべきだろう。

消化器症状の報告

海外レビューでは、飲み始めの1〜2週間に吐き気・腹部膨満感・下痢などの消化器症状を報告するユーザーが一定数存在する。プロバイオティクス100億CFUの急な摂取が原因と考えられている。半量から始めて徐々に増やすアプローチが推奨されている(出典: Fortune, 2026)。

競合製品との比較

AG1は「グリーンパウダー」というカテゴリーのパイオニアだが、競合も増えている。ここでは、異なるアプローチの3製品と比較する。

比較一覧

AG1 Next Gen

  • タイプ: オールインワン栄養パウダー
  • 成分数: 83
  • プロバイオティクス: 100億CFU(5菌株)
  • 第三者認証: NSF / Informed Sport
  • 1杯あたり価格(米国定期): 約2.64ドル(約396円)
  • 日本での入手性: 公式サイトあり(jp.drinkag1.com)
  • 強み: 網羅性・認証・ブランド力

Seed DS-01

  • タイプ: プロバイオティクス特化カプセル
  • 成分数: 24菌株
  • プロバイオティクス: 536億AFU(24菌株)
  • 第三者認証: 独自臨床試験あり
  • 1杯あたり価格(米国定期): 約1.60ドル(約240円)
  • 日本での入手性: 公式サイトから海外発送
  • 強み: 腸内環境に特化・臨床データ豊富

Live it Up Super Greens

  • タイプ: グリーンパウダー
  • 成分数: 20+
  • プロバイオティクス: あり
  • 第三者認証: 第三者テスト済み
  • 1杯あたり価格(米国定期): 約1.33ドル(約200円)
  • 日本での入手性: 海外通販のみ
  • 強み: コスパ・シンプル処方

Amazing Grass

  • タイプ: オーガニックグリーンパウダー
  • 成分数: 30+
  • プロバイオティクス: なし
  • 第三者認証: USDA Organic
  • 1杯あたり価格(米国定期): 約1.00ドル(約150円)
  • 日本での入手性: iHerb等で購入可
  • 強み: オーガニック・低価格 (出典: 各社公式サイト、Seed公式比較ページLet's Live It Up, 2026。価格は1ドル=150円で換算)

タイプ別おすすめ

「とにかく手間を減らしたい」→ AG1 複数のサプリメントを1杯に集約できるオールインワン設計は、AG1の最大の強み。忙しくて食事管理に時間を割けない人には合理的な選択肢になりうる。

「腸内環境に集中投資したい」→ Seed DS-01 プロバイオティクスの菌株数・CFU数ともにAG1を大きく上回る。腸活に本気で取り組みたい人向け。ただし、ビタミン・ミネラルは別途必要。

「コスパ重視で始めたい」→ Live it Up / Amazing Grass AG1の半額以下で試せるグリーンパウダー。成分数は少ないが、「まずグリーンパウダーを試してみたい」という入門者には十分な選択肢。

関連記事: スマートリング比較2026でも触れたように、ウェルネスガジェットと栄養サプリメントの組み合わせでデータドリブンな健康管理が可能になる。

こんな人におすすめ / おすすめしない

AG1を日本で購入する方法と価格

2025年、AG1は日本公式ストア(jp.drinkag1.com)を開設した。これにより、日本からの正規購入が格段に容易になっている。

  1. 日本公式ストア(定期) — 月額13,599円(税込) / 30食分 / いつでも解約可 / 90日間返金保証
  2. 日本公式ストア(単品) — 16,599円(税込) / 30食分 / 都度購入
  3. 米国公式サイト(定期) — 月額79ドル(約11,850円) / 日本への直送可否は時期により変動
  4. Amazon.co.jp(並行輸入) — 15,000〜20,000円前後 / 正規品の保証なし / 価格変動大 (出典: AG1日本公式ストアメディコレNEWS。Amazon価格は2026年3月時点の概算)
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定期購入がお得。単品との差額は約3,000円で、いつでもスキップ・解約が可能。まずは定期で始めて合わなければ解約するのが合理的。
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転売品に注意。メルカリ・ヤフオク等の出品は保管状態や賞味期限の保証がない。公式ストアからの購入を強く推奨する。

購入時の注意点:

  • 転売品に注意: メルカリ・ヤフオク等で出品されているAG1は、保管状態や賞味期限の保証がない。サプリメントの品質は保管環境に大きく左右されるため、公式ストアからの購入を強く推奨する
  • 定期購入がお得: 単品との差額は約3,000円。定期購入はいつでもスキップ・解約が可能なため、まずは定期で始めて合わなければ解約するのが合理的だ
  • ビタミンDは別途用意を: AG1にはビタミンDが含まれないため、特に日照時間が短い冬季は別途サプリメントでの補給を検討したい

なお、AG1は日本の法律上「食品」に分類される栄養補助食品であり、医薬品ではない。健康増進法・食品表示法の範囲内で販売されている。

その他のウェルネス関連ニュースはLongevityニュースまとめ(2026年3月)もあわせてチェックしてほしい。

AG1に関するよくある質問

まとめ — 総合評価

/ 5 — 総合評価
  • 成分の網羅性: ★4.5/5
  • 成分の透明性: ★3.5/5
  • 味・飲みやすさ: ★4.0/5
  • コストパフォーマンス: ★3.0/5
  • 第三者認証・安全性: ★5.0/5 一言評価: 「高いが、本物。万人向けではないが、ハマる人にはこれ以上ない1杯」

AG1は、忙しいビジネスパーソンやアスリートが「栄養のベースライン」を手軽に確保するためのプレミアムな選択肢だ。NSF認証の安心感、83成分のオールインワン設計、そして継続的な処方改良への姿勢は、サプリメント業界でも業界でもトップクラスの水準にある。

一方で、月額約1万4,000円という価格、一部成分の含有量非開示、ビタミンD非含有といった課題も明確に存在する。「とりあえず青汁でいい」という人には明らかにオーバースペックだろう。

判断基準はシンプル。**「毎朝1杯で栄養管理の不安を減らしたいか?」**この問いにYesなら、AG1は検討に値する。Noなら、個別のサプリメントを必要に応じて組み合わせるほうが合理的だ。

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最終更新: 2026年4月1日

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著者: 宮本博勝(Hiro)

Scratch Second代表取締役。南米食品サプライヤーでの法人営業を起点に、シリコンバレー発のフードテック企業のVP of Salesとして日本市場のゼロイチ立ち上げを指揮。大手コンビニ2,400店舗への商品導入、国際博覧会への原料提供。現在は世界最大級のIT企業にてアジア地域のビジネス開発に携わる。プライベートはヨット、ヨガ、サウナを日課とするウェルネス実践者。最新のヘルステックと日本の伝統的ウェルネス文化の融合をテーマに情報を発信。